能の古典からバッハ、ジャズまで

今回『能を楽しむ会』では、能楽囃子笛方の若きスーパースター一噌幸弘師をお迎えし、彼の 研ぎ澄まされた笛の世界を堪能して頂きます。第一部では、女流能楽師が、能管（能の笛）に ゆかりのある『謡』と『仕舞』を実演します。会場の皆様にはご一緒に謡って頂きます（和の発声＝ボイストレーニングと仕舞）。第二部は、東京フィルハーモニー交響楽団や世界のアーテ ィストとも共演されている幸弘師の演奏と機知に富んだお話です。ここでは、能管以外にも、篠笛、自ら考案した田楽笛、リコーダー、グムス・ホルン（つの笛）など和洋各種の笛で、能の 古典は勿論、バッハからジャズまで、限りない音楽世界を追求して止まない彼のこだわりの演奏に魅了されることでしょう。さて、今回は何が飛び出すことやら・・・・・お楽しみに！ (『能を楽しむ会』主宰：鈴木矜子)

○一噌幸弘のプロフィール

能楽の一噌流笛方・一噌幸政の長男として、九歳の時「鞍馬天狗」で初舞台、以後、「石橋」「猩々乱」「道成寺」「翁」等の数々の大曲を披く。1981年度朝日新聞社主催の全日本リコーダー・コンクールで最優秀賞受賞。自主コンサート『ヲヒヤリ』主宰。日本能楽会員（重要無形文化財総合指定）。国立劇場養成研究所講師。

○富田雅子・三吉徹子・野崎美歩・鈴木矜子

　　一同、シテ方観世流能楽師

後援／八王子市教育委員会・(財)八王子市学園都市文化ふれあい財団・八王子謡曲連盟