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雨季も過ぎ、ネパール最大のお祭のダサインも終わって、いつものようによい天気が続いています。秋の観光シーズンが始まっています。当店にも毎日グループのお客さんが押し寄せています。昨日はフランスからのグループ1組と日本からのグループの2組、今日は日本から3組でした。
そうした時期にもかかわらず、今日は終日ゼネラルストライキがありました。市内は車は走れません。といっても観光に関わる車両は対象外です。緑色のナンバープレートの車(観光業者専用車)、それ以外でも「TOURIST」と明記して大型バスが大手を振って走っていました。事ほど左様に、観光のお客さんはこの国では特別扱いになっています。アンタッチャブルです。この国は、ともあれ「観光立国」だからです。
マオイストは活動を停止しています。先に記しましたが、国王から追われた?旧政党連合が司令塔でした。2月の政変後、彼らは権力を再び取り戻すあらゆる手立てを使ってきましたが、残念ながら効を奏していないといってもいいでしょう。
数日前に国王政府は民間のFMラジオ局に放送中止を強要しました。その理由は私たち外国人にはよくわかりません。推察するに「公序良俗」に反した放送をしたということと理解しています。
理由はともかく「放送の中止の強要」は民主主義の脅威です。民主を掲げる旧政党連合はここぞとばかり、国王政府非難の強力なゼネラルストライキを打つよう指令を出しました。しかし、商店はほぼ営業しており、市内循環バス、タクシーも動いておりました。成功裏に終わったとは決していえません。
それに対して、国王政府は冷静にいいかえれば冷ややかに対応しており、国軍および警察の巡回車両が平日と同様に見られただけといっていいでしょう。もちろん、そんな中、お客さんグループは当店に何不自由なく、おいでいただきました。
今、国王は満遍なく国内を巡って、市民の声に耳をかたむけています。それは小泉さん以上です。と同時に国営放送のインタビューに丁寧どころか些細と思われることにまで、ご意見を述べられています。来年に国会下院議員の総選挙を行う決意を強く表明しています。国民市民の支持が厚いことを実感できているのでしょう。
「総選挙の実施」は旧政党連合の国王に対する最大の要求でした。国王はそれに応えるべくしての決断かどうかは知るところではありませんが、「選挙実施」のかまえです。旧政党連合はそれを堂々と迎え撃つと思いきや、現在はこぞって「実施反対」を唱えはじめました。それはそれなりの理由はあるとおもいます。外国人のわれわれにはそれを詮索することはできるでしょうが、述べる資格はありません。善かれ悪しかれ、すべからくネパールの人々の民意によるのが「正義」でしょう。わが国の現首相のしたように。(10/28)
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