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ホームスタート登山 |
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1987年2月、ホームスタート登山が開始された。ホームスタート登山とは自宅から遠くに見える山並みをめざして、乗り物を使わずに、自分の足で歩いて登りに行く、というものである。 わが家から遠くに見える山並みは、丹沢の大山周辺の山々である。この登山形式は先輩のK氏が提唱され、われわれ沿線に住む後たちが賛同し、始まったのである。 第一日目は家族をふくめて8人ほどが町田の友人宅を出発し、25キロほどさきの相模川の昭和柏まで歩いた。河原でコーヒーを沸かし、一休みしてから公共交通機関で家路につく。後日、メンバーも_部いれかわりながら昭和橋から次の行程を歩く。歩きつないで、道志川の長野に至り、いよいよ北側から丹沢の登りにかかる。焼山、黍殻山、姫次と、稜線をたどり主峰の蛭ヶ岳に登りつき、山頂小屋で一泊、翌日、晴れやかな気分で丹沢山、塔ノ岳へと縦走しバカ尾根を一気に下って渋沢にでる。渋沢からは丹沢縦走の精鋭部隊に加えて、ファミリーで二宮にむかい海に出る。 二宮からは太平洋を左に見て海岸沿いに小田原をめざす。出発してからここまで9ヶ月、11月末になっていた。小田原から旧道をつたって箱根町に至る。ここでちょっと寄り道、芦ノ湖の西岸を湖尻まで歩く。楽しい散歩道だ。つぎは箱根町から三島まで旧道をひたすらくだる。この日は三島大社に参拝して終了、活魚料理屋に立ちょってカンパイ、家路につく。 残念ながら、われらホームスタート登山隊は、メンバーの都合でいったんここで終了になったが、後輩のご夫婦が京都三條大橋まで歩きつないだと、あとで聞いた。 このような旅は途中何ヶ所か宿に泊り、いったん帰宅してから、また出なおすという計画を綿密にたてて実行すれば、費用と時間は多少かかるが、休暇をうまく利用し、一区間の旅を楽しんでいるうちに、いつのまにか一連のつながりとなり、結果として歩きとおした、と言うことになる。旅の形式としてはなかなか面白く、目標もあり、ルートの研究など計画をたてる楽しみもある。 |
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